手製のフェイスシールドなど　職員が安心して授業を　石狩局有志が札幌聾に寄贈

（コロナウイルス関連 2020-07-07付）

鈴木専門主任（左）が須見校長へフェイスシールドを手渡した

　石狩教育局の有志職員は６月３０日、札幌聾学校（須見千慶校長）にフェイスシールド５０枚、子ども用布マスク２０枚を寄贈した。職員がボランティア活動で作成したもの。須見校長は「職員が安心して授業で使うことができるもの。末永く活用させていただきたい」と謝意を示していた。

　フェイスシールドは、石狩局の鈴木千佳子専門主任を中心に有志が作成。新型コロナウイルス感染が拡大する中、何か役立つものを作成しようと活動を始めた。

　作成に当たっては、試行錯誤を重ね、よりよいものへと進化させていった。女性ならではの目線で作成したフェイスシールドには、化粧汚れが目立たないよう、濃い色で額あてを作成するなど、工夫を凝らした。

　児童生徒が手話だけでなく、口の動きを読み取れるよう、教員が使用する透明のマスク、フェイスシールド５０枚と子ども用布マスク２０枚を寄贈した。

　鈴木専門主任は「コロナ対策となると気持ちが暗くなりがちなので、気持ちが楽しくなるようフェイスシールドに飾りを付けた。子どもと一緒に使ってほしい」と話していた。

　寄贈を受けた須見校長は「大変ありがたい。職員が安心して授業の場面で使うことができるもの。末永く活用させていただきたい」と話していた。　

(コロナウイルス関連 2020-07-07付)